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匿名掲示板は人間の「素」が見れる唯一の場所なのかも

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こんばんは、明石照秋です。

 

今日のテーマは「匿名掲示板」についてです。こう書くと仰々しいといいますか、よそよそしい感じがしますが、聞き馴染みのある言葉で言うなら「2ちゃんねる」です。

 

昔は匿名掲示板と言えば、学校の裏サイトやら謎サイトの交流掲示板やら、いかにも怪しい雰囲気を出している掲示板の総称でしたが、最近では主に2ちゃんねるを指す言葉ですね。

 

そして、この2ちゃんねる、覗いている人はよく知っていると思うんですが、罵言雑言、誹謗中傷、意味のないレスバトル*1、と中々滑稽愉快な場所になっています。

 

よくここまで見ず知らずの他人を煽れるもんだな・・・と、ある意味感心すらしてしまうところなんですが、なんだかんだそれを楽しんで見ている自分がいることに気づきました。

 

言っておきますが、自分はあの場所で繰り広げられている過激思想の持ち主ではありませんよ。というより、実際に罵り合っている人たちもそんな思想は持ち合わせていないでしょう。たぶんね。

 

では、なぜ2ちゃんねるが楽しく思えるんでしょうか?お風呂で湯船に浸かりながら少し考えました。すると、一つの考えが頭に浮かんだのです。

 

匿名掲示板は人間の「素」が発現している場所なのではないか?、と

 

2ちゃんねるとは

 

この言葉を知らない人はもうほとんどいないでしょう。それでも簡潔に説明しておきますね。

 

2ちゃんねるは、スレッドフロート型掲示板で複数の電子掲示板の集合体である。掲示板利用者は「2ちゃんねらー」、「ねらー」、「ちゃねらー」等と呼ばれることもある。

『「ハッキング」から「今晩のおかず」まで』というキャッチフレーズの通り、2ちゃんねるでは幅広い分野の話題が投稿されている。

                                                    wikipediaより引用

 

難しい用語でつらつらと説明されていますが、簡単に言うと「匿名」で「不特定多数」の人物が利用する掲示板です。っていうかもはや「ねらー」なんて言わないよね。一億総ねらー社会みたいなもんだもんね。

 

最初は「ひろゆき」が管理人として運営していましたが、すったもんだあり、管理権は転々としています。

 

「複数の電子掲示板」と書かれているように、2ちゃんねるの中では話題、テーマごとに分かれたいくつかの掲示板が存在しています。また、その掲示板の中でも「スレッド」と言われる細かな分類があります。

 

最近、多くの人を集め、特に賑わっている場所は「なんでも実況J」と呼ばれる掲示板(略して「板」と呼ぶ)で、ここから有名になった言葉もたくさんあります。(「草」など)

 

2ちゃんねるの大きな特徴はその利用者の多さ。上記の「なんJ」ではリアルタイムで何百、下手すると何千の人が参加しているのではないでしょうか。反対に「過疎」と呼ばれる板では数ヶ月に1レスしかつかない、なんてこともあるようです。

 

それだけ日本では有名になっている「2ちゃんねる」。稀に滅茶苦茶面白い話があったり、感動的な?流れで盛り上がったりもします。しかし、ほとんどは便所の落書き」と揶揄されるような、大して意味のない議論、誰宛でもない悪口が大半です。

 

それでも2ちゃんねるを利用する人は一定数以上いるし、今は「まとめサイト」でいわゆる「ROM専」として楽しむ人もいます。

 

2ちゃんねるは何がここまで多くの人を惹き付けるんでしょうか?

 

2ちゃんねるでは人間の「素」が発現しているのでは?

 

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2ちゃんねるの特徴は上述したように、「匿名」で「不特定多数」が利用していることです。また、内容もほとんどは薄ぺっらいものなので、明日にはそのスレッドであった発言なんて誰も覚えちゃいません。もしかしたら数秒前の発言すら記憶していないかも。

 

そんな場所だからこそ、人は自分の「素」を出せるのでは?と思うのです。

 

ネットを介して発言できる場所は2ちゃんねるだけではありません。TwitterやFacebook、このブログだってそうですね。今やリアルの世界とネットの世界の境界は曖昧になって、総理大臣や著名な芸能人の発言より、どこの誰かも分からない人の一言が有名になることもあります。

 

ただ、TwitterなどのSNSではそのバックのリアルがどうしても意識されます。要は、完全な匿名性が現在のSNSでは保証されていないということです。

 

もちろん、アカウントを実名にする必要はありませんし、簡単に何度でもアカウントを再発行することができます。完全とは言えないまでも、高い匿名性はあると言えるでしょう。

 

しかし、それでも「ネット警察」(勝手に命名)から逃げることはできません。ネット警察とは、炎上の臭いをどこからでも嗅ぎ分けて誰よりも早くそれを察知し、さらには現実の個人まで「特定」しようとする人たちのことをイメージしています。

 

また、無責任な発言、提案は許されないという昨今の風潮から、ふっと放った言葉が大炎上を引き起こすこともあります。これに有名人、一般人の垣根はありません。それでもやはり有名人の発言は燃えやすい傾向があると思いますが。

 

つまり、SNSを介した発言には大きな責任がまとわりつき、現実と同じような責任感が要求されるようになってきているのです。もはやインターネットは監視社会、炎上社会を体現しているとも言ってもいいかもしれません。

 

対して、2ちゃんねるには非常に高い「匿名性」が確保されています。自分でわざわざIDを入力しなければ、みな等しく「名無しさん」となり、そこでは「個人」は消滅します。

 

それでも、その道に詳しいプロがやればある程度特定はできるそうですが、一般的なSNSに比べるとその匿名度は全く次元が違うものと言えるでしょう。

 

さらに、あの界隈はふざけてナンボです。普通の誹謗中傷なんて日常茶飯事ですし、個人を強く非難する内容でもきらりと光るセンスがあれば、諸手を上げて歓迎されます。

 

むしろ暗黙の了解のように、真面目な発言*2はうっとおしがられる”きらい”があります。いわゆる空気を読めないレスは、晒し上げられることもあったり。

 

また、昨日の発言なんてもはや誰も覚えていないことも大きな一つのポイントです。正直、あれだけ高速で流れていく発言のログなんて覚えていられません。それだけ、2ちゃんねるでの発言には大した「意味」が期待されていないのです。

 

これらの風潮から、2ちゃんねるはリアル社会では散見されないような言葉を多く見かけることができます。この場所ではそのような言葉が許されるという共通認識があるのです。

 

だからこそ、2ちゃんねるでは普段隠されている人間の「素」を垣間見ることができるんじゃないでしょうか。

 

2ちゃんねるで発現するものは「怒り」や「嫉妬」などのマイナス感情

 

上述したように、2ちゃんねるの発言の多くは「怒り」や「嫉妬」などを現したものです。

 

バカアホなんて可愛いもので、「氏ね」や「消えろ」など、さらにはそれ以上の辛辣な言葉も多く見られます。

 

また、2ちゃんねるではとにかく他人の成功を妬む節があります。成功体験なんて聞きたくもない、失敗体験でもっと俺を喜ばせろ、そんな風潮が流れています。

 

現実では到底見せることができない暗い感情を吐露できる場所、それが2ちゃんねるなのです。

 

ではなぜ、人間のマイナス感情だけが2ちゃんねるではよく見られるのでしょうか。さらに、喜びや優しさなどの純粋なプラス感情がほとんど見られないのはどうしてでしょうか。

 

様々な人との関わりあいの中で、人は大きなストレスに晒されています。親しい友人であっても、「んだと、このヤロォォォ!!!」といった感情を抱くことは誰にでもあるでしょう。

 

しかし、多くの人にとって、怒りなどの感情を現実で出すことはできません。内心どう思っていようが、人間関係などを考慮して、自分の中に秘めておくことが普通になっています。

 

SNSでその思いをぶちまけたくても、今やどこの誰がその発言を見ているか分かりません。特にTwitterなどではリアルの友人にフォローされていることも多く、不用意なメッセージは残せないでしょう。

 

対して、プラスの感情はいくらでも出すことができます。人に優しくすれば多くの場合喜ばれますし、親しい人と話せば当然嬉しく感じるでしょう。つまり、現実でその感情を発散する機会がいくらでもあるのです。

 

まるで供給過多とでも言いましょうか、こうして行き場のないマイナス感情だけが内面にどんどん積もっていきます。

 

そして、そのはけ口として、2ちゃんねるは利用されているのではないでしょうか。この場所ならば、どんな発言だって許される、匿名でディスプレイの向こうにいる「リアル」の人が想像しにくいから、どんな罵倒をしたって自分の良心が傷つくことはない。

 

そのため、匿名掲示板では非難や中傷が多く、あらゆるマイナス感情が入り混じったカオスな空間になっているのではないかと思ったのです。

 

それらの感情は人間の「素」ですから、それが観察、体験できる異空間っぷりが2ちゃんねるを面白いと思わせる理由なのかもしれません。

 

まとめサイトの流行によって2ちゃんねるはより身近に

 

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最近、「まとめサイト」がとても多くなってきています。ネット上などに転がっている情報をより見やすくまとめ、いわば情報の整理整頓をしたページ、サイトのことをこう呼ぶのですが、2ちゃんねるもこの対象です。

 

日々生まれては消え行くスレッド、レスの中から面白いものを抽出し、より面白く感じるよう少し手を加えたログを公開しているサイトが乱立しています。その中でも、有名なサイトでは月1000万PV近い閲覧数があるとされています。

 

これによって、手軽に2ちゃんねるを閲覧(しているように感じる)できる機会が非常に多くなりました。

 

昔は「2ちゃんねるを見ています」なんて口が裂けても言えなかったし、2ちゃんねるを見ているそのこと自体が恥ずかしいものである、そんな感じでした。ましてや、現実で2ちゃんねるの用語を使うなんて言語道断でした。

 

しかし、最近は2ちゃんねるがより身近になったように感じます。まだ遠慮がちな空気こそあるものの、現実の話題にまとめサイトの内容があがることも珍しくなくなりました。

 

良いか悪いかはさておき、これはある意味まとめサイトの功績であり、また、これからも2ちゃんねるはますます一般的なものになっていくと考えています。

 

ただ、まとめサイトに載せられる情報には当然一定のバイアスがかかっています。本当に意味のない罵り合いを掲載しても誰も面白く感じないし、ただただ不快に思う人もいるでしょう。

 

そのため多くの人が「面白い」と感じるトピックだけが抽出されて、目に触れる状況がまとめサイトでは作られていると感じます。これも良いか、悪いかの問題ではないというか、そこまで大層な問題ではないとも思いますが。

 

さて、ではどうして2ちゃんねるはここまで急速に現実に入り込んできたのでしょう?

 

もちろん、2ちゃんねるで話題になっているテーマ、それ自体が面白いことも理由の一つですが、やはり、人間の素の部分を見ることが面白くてたまらない、もっとその感情を見てみたくなるからではないでしょうか。

 

人間誰しも黒い部分を持っています。聖人君子のような善良のみでできた人は全く居ないか、いても極々少数でしょう。

 

しかし、その黒い感情は現実では発散できない。そこで他人のそういった感情を観察し、自分を重ね合わせ、鎮めているのではないかと思うのです。

 

いわゆるまとめサイト民からすると、まるでローマ時代のコロッセオを鑑賞している気分でしょう。自分以外の誰かを戦わせ、その光景を見て満足する。

 

そんな大仰なことは考えていないかもしれませんが、無意識的にそう感じている部分は自分を含め、少なからずあるのかもしれません。

 

上で挙げたSNS疲れ、無責任な発言は厳しく取り締まられる風潮から、こういったニーズが生まれ、そしてまとめサイトがそのニーズを満足させ、結果として2ちゃんねるがここまで一般的になったのではないかと考えています。

 

2ちゃんねる上で実際の発言をする、しないの違いこそありますが、面白いと感じるそのルーツは同じなのかもしれません。

 

終わりに

 

つらつらと自分の考えを書きました。文字に起こすとおよそ5000字強と中々の長文ですが、この考えをお風呂で頭の中でまとめるのは10分程度でした。それ以上はのぼせちゃうからね、仕方ないね

 

昔から2ちゃんねるに触れてきた人ほど、逆に閲覧していることを言い出しにくい気がします。必要以上に敏感になっているというか。「うんち」とかはなんぼでも言えるのにね。

 

今回は2ちゃんねる利用者の少し暗い感情について書いてみましたが、全部が全部悪いとは言えませんよね。そこまで大した内容、情報が載っていないからこそ、暇つぶしには最適なんじゃないかと思いますし。

 

また、なんだかんだ2ちゃんねるって面白いんですよ。寝る前に布団の中でさらーっと見ていたら朝になっていたついつい夜ふかししちゃうこともあったりなかったり。

 

長文ながらここまで読んでいただきありがとうございました。

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*1:レス合戦 内容はともかく最後にレスをしたほうが勝ちというトンデモ理論のもと行われる

*2:マジレスとも言う